もしも明日が晴れならば

 この前、「もしも明日が晴れならば」というエロゲを、中古屋に売り飛ばした。すでに開発メーカーは製造を終了しているにもかかわらず、エロゲヲタの間でじわじわと評価が広がってきているソフトであり、中古価格が高騰していたからである。

 私は、祖父地図で7450円で中古を購入して、プレイ→コンプ。それを、今回、場末の中古屋で8000円で売り飛ばしたので、500円の儲けが出た。中古ソフトの転売で利益が出たのはラッキーであった。

 で、その中古屋を再度訪れたら、店頭で12000円の値札がついていた。ちょっwっwwwwwぼりすぎwwwwwうはwwおwwっw。

 8000円出してプレイする価値はあると思うが、それが上限であろう。物語は、死んだ恋人が幽霊になって帰ってきたけど、夏が終わる頃にはあの世へ戻らなければいけない、だからお別れを言いにきたの、でも離れたくない――みたいなどっかで見たような話である。作りが丁寧な泣きゲーだとは思うが、12000円は実体的な価値から乖離している。

 こういう現象が全国各地で起こったことが、バブル経済発生の発端だった。